好きすぎる。。

手を取り合い同じ方向を見よう。

励まされたい

〜〜〜〜〜
⚪︎Aぇ子…テスト前一夜漬けで覚えるタイプ、
小島くんを追いかけて大学へ進学
妹の大美と2人暮らし
掛け持ちでバイトをしていて
休日は誠也くんと同じ着ぐるみバイト
平日の夕方は
正門先輩が経営する店でバイトしている



⚪︎小島くん…Aぇ子の恋焦がれ人
Aぇ子と同じ高校で一年先輩、
正門先輩と同じ学年、
幼い頃、隣の家に住んでいて、
よく可愛がってもらっていたが
中学に上がる前の引っ越しで離れてしまう、
だか、高校で見つける

〜〜〜〜〜

…あ、あった!!合格した!!
良かった。。、高校のときは、
お友達と笑ってる
小島くんしか見てなかったから
意外と頭が良かったのには驚いたな、、

あ〜♡すれ違っちゃうことなんて
あるのかなあ〜なんて話しかけよう〜

あ、バイト行かなきゃ!
急いで大学を離れる。

ーー
「うさぎさんバイバイ〜!」

ッッ疲れた、、
大美に
「背低いし似合うっ!」と言われ
日給に惹かれて始めたバイト。
全然笑えん、、帰ろ、、

ーー
「大丈夫?疲れてない?」
「お茶飲む?」「はい」
美味しいぃこれ!
「でしょ?祖母が送ってくれて」
「今日こそ会えるといいね」

ここは正門先輩の経営する
セレクトショップ
開業手伝いの時に小島くんが
「俺ここなら毎日でも、
くるわ!」
と言った言葉を間に受けて
(わたし!!
ここでバイトします!!)と
言ってしまい(?)雇ってもらった。

「好きなんでしょ?
こじまのこと、」

正門先輩には
すぐにバレてしまってたようで
応援してくれている。
オープンしてから2週間。
小島くんは来ない。

「うーん、今日も来なかったね」
「いつから好きなん?」

…私のお家両親共働きで
帰ってくるのが夜遅くて。
でも何回か鍵を持ってくるのを
忘れて、玄関で座ってたら、
小島くんがお菓子やら
漫画やら持って隣でいつも
帰るまで一緒に居てくれる優しさに。
でも途中で引っ越ししちゃって、、
もう過去の思い出としていたんですが、
まさか高2で転校してくるとは
おもわなくて…

「お〜運命の再会やん」
でも私、
高校の時すごく太ってて、、
だから痩せてから
声かけようって思って
現在です、、

「え、開業前に
手伝ってくれてた時は
言うて無かったん?」
「まだ『大美のお姉さん』って
印象で終わってるかと。。」
あの時、大美がずっと
付いて回ってたので
話しかけれなくて、、

大美は2歳下の妹。大美は高校の
ミスグランプリを取るくらい
可愛くて全校生徒が知ってる
マドンナだ。
大美のおかげで痩せれたし、
小島くんが、
大美に話しかけたことが
きっかけで、正門先輩にも
再び繋がることができたから
感謝はしている。
けど、、、
大美は、人の彼氏の
気を引かせては別れさせる、
別れたらまた他の所に。
クラッシャーと言われる
女には嫌われてるタイプの
女子なので
私が小島くんの事が好きとは
言えず、
正門先輩が好きと言うことで
伝えている、、
ごめんなさい、先輩、、

でも私は気づいてなかった。
大美も開店から
1度も店に来てないことを。
ーー
ある日のこと。
「お姉ちゃんさ、
今日着ぐるみ?」
いや、今日は休みだけど?
「良かった〜〜
じゃ行ってくる!」

〜♪
え、今日急遽出勤ですか?
ゆっくりしようと思ってたけど、
仕方なく着ぐるみバイトへ向かう。

ふと見覚えのある人が
視界に入った気がして
子どもたちに愛想を
振り撒きながら遠くを見る

(大美?)
あ、、今朝聞いたのはそういうことか、
デートかなーふふ、誰だろ、

来た!

…あ…れ…背が高くて……
あの服装って…

間違えるはずがない、、
だって、。ずっと
会いたかった人なんだから、、

小島くんの腕を嬉しそうに組み
歩き出す大美。
まんざらでもない小島くんの顔。
頭が真っ白になって固まってると
隣のリスさんが
「なーんのモノマネかなぁ?」と
子どもたちに話しかける。

ーー
「なあ、ちょっとさ、、!
段取り忘れたからって
子どもたちの前で固まらないで?
盛り上がったからええけどさ」
リスの被り物を、
外しながら誠也くんに言われる。
「はぁぁ。。
もうさ、終わったし、
外したらどう?」

何かに気づいた誠也くんが近づき
あたまの被り物を外される。

うっうぇ、、ぐずっ、、

「お、おい、泣くなって!」
「怖かった?ごめん、」
なんとか首を横に振り、伝える。

「あ…あれか、あの2人か…」
「妹と小島先輩でしょ」

「好きやもんな、、
小島先輩のこと。」

びっくりして
誠也くんの顔を見る。

「あ、のさ、Aぇ子さんさ、
俺も同じ高校で
いまも同じ大学だーってこと
気づいてないでしょ?」

え、

「そりゃ、知ってるよ、ずっと小島先輩目で追ってたやん、
俺はずっとそんなAぇ子さんを
見てた、、
全然目合わんかったけどな笑」

えっと、

「ずっと前から好きです」
「今は考えれないと思うけどさ、、」
「どうせ男子はみんな
大美ちゃんのことが好きって
思い込んでない?
それは違う、高校の時から
Aぇ子の事が好きな俺もおるって
伝えたくて。」
「じゃ、また 」